ストレスを分散した飼養管理プログラム 牛は、元来、臆病な生き物で、人間が視界に入るだけでも緊張し、ストレスに感じます。牛の健康管理のためにと行った行為でも、牛にとってはストレスとなり負担となるのです。 |
牛の動き(習性)を意識して接する
牛は見かけによらず臆病で、繊細な動物ですから、オークリーフのスタッフは牛に接するとき、できる限りストレスをかけないように、常に心がけています。 例えば、牛を追うとき、大声を出して追い立てたり、棒でたたいたりすれば牛に大きなストレスを与えてしまいます。 オークリーフのスタッフも、牛を追うときに大きな声を出すことはあります。しかし、無意味に大声を出したり、牛をたたいたりしたりして、必要以上に牛にストレスをかけるような追い方はしません。牛の動きを熟知すれば、牛の行きたくなる方向と人間が行かせたい方向が不思議と一致するようになり、牛と人間、お互いが無理することなく事が運ぶようになるのです。 こうして、牛の動きを理解して接していると、牛が怯えて走り回ったり、逃げ惑ったりすることがとても少なくなるので、結果的に人間も作業がとても楽になり、効率的な作業ができるようにます。 牛も我々人間と同じ。いつも脅かされたり、叩かれたりしながら、怯えて暮らすよりも、時々はつらいこともあるけれど、普段はゆったり、のんびりとおおらかに暮らしている方が、より自然に、健康に過ごすことができるのです。 |