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向き合うコト ストレスを掛けない飼い方

ストレスを分散した飼養管理プログラム

   牛は、元来、臆病な生き物で、人間が視界に入るだけでも緊張し、ストレスに感じます。牛の健康管理のためにと行った行為でも、牛にとってはストレスとなり負担となるのです。

   また、人間の作業的な観点から考えると、ワクチン注射や、牛舎の移動、除角などは、一度に行ったほうが効率的です。しかし、一度にまとめてやると、牛に対しては、大きなストレスを掛けることになってしまいます。

   オークリーフでは、こうした牛の性質を踏まえ、牛に対して、やむを得ずストレスを掛ける行為をするときは、できる限り牛に対するストレスの少ないやり方で行うようにしています。

   また、ストレスの要因となり得る行為のあとは、ビタミン剤や栄養剤の投与など、ストレスを緩和したり、回復を早めるための処置をしたり、牛の状態が十分に回復するまで一定の期間をおくような飼養管理プログラムを組んでいます。



牛の動き(習性)を意識して接する

牛は見かけによらず臆病で、繊細な動物ですから、オークリーフのスタッフは牛に接するとき、できる限りストレスをかけないように、常に心がけています。


例えば、牛を追うとき、大声を出して追い立てたり、棒でたたいたりすれば牛に大きなストレスを与えてしまいます。


オークリーフのスタッフも、牛を追うときに大きな声を出すことはあります。しかし、無意味に大声を出したり、牛をたたいたりしたりして、必要以上に牛にストレスをかけるような追い方はしません。牛の動きを熟知すれば、牛の行きたくなる方向と人間が行かせたい方向が不思議と一致するようになり、牛と人間、お互いが無理することなく事が運ぶようになるのです。


こうして、牛の動きを理解して接していると、牛が怯えて走り回ったり、逃げ惑ったりすることがとても少なくなるので、結果的に人間も作業がとても楽になり、効率的な作業ができるようにます。


牛も我々人間と同じ。いつも脅かされたり、叩かれたりしながら、怯えて暮らすよりも、時々はつらいこともあるけれど、普段はゆったり、のんびりとおおらかに暮らしている方が、より自然に、健康に過ごすことができるのです。



牛舎ではよく寝ころんでいる姿を見かけます



みんなリラックスしています。



 
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