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生かされているコト 環境への取り組み

自然との調和を大切に

オークリーフ、北海道芽室町にあります。
芽室町は、十勝平野のほぼ中央に位置し、その約42%が農地、約40%が山林の緑豊かな町です。
町を流れるのは、十勝川、芽室側、美生川。美しい川が肥沃な大地を育んでいます。
日本有数の晴天率を誇る町でもあります。

大地の恵みをいっぱいに受けた農業王国で牛を飼っている私たちは、
水と緑、そして太陽を、身体中で感じながら 日々感じるのは「生きている」「生かされている」ということ。

だからこそ、この美しい風景を、環境を守りたい。 自然との調和、環境負荷の低減に努め、持続可能な未来へ繋がる農業を目指しています。




敷料のリサイクル

敷料とは、牛舎の床に敷き詰めているおがくずや木の皮、麦わらなどのことです。牛の糞尿を吸収するほか、ベッド(寝床)の役割も果たします。


牛舎から搬出した使用済みの敷料は、敷料の再生施設で攪拌しながら強制的に空気を送り、微生物の力を借りて発酵処理します。その発酵温度は70度以上にもなり、細菌は死滅し、アンモニアも分解され、糞尿の匂いもない、さらさらの再生敷料に生まれ変わります。


再生敷料は、再生施設により、「発酵⇒再生」を繰り返すことで複数回使用した後、堆肥として利用されます。




エコフィード

エコフィードとは、食品製造副産物や余剰食品などの食料残渣物を原料に、加工処理されたリサイクル飼料のことです。当牧場では、このエコフィードを積極的に利用しています。


主なエコフィードは、焼酎、デンプン、ビール、醤油、サトウキビの絞りかす、ジャガイモの皮、くず大豆、米糠など。有用菌や酵母が含まれているものも多く、牛も好きでよく食べます。

人間の食べているものなので、安全であることも保証されています。


いままでは、ただ捨てられていただけの物を牛のえさとして有効利用することで、環境負荷を低減することができるうえ、えさのコストも抑えることができます。




浄化槽の設置

多くの牛を飼う場合の課題として、汚水の処理があげられます。

当牧場では、環境への負荷を極力抑えるために、牧場内に、汚水処理のための浄化槽施設を設置しています。




地域内循環

芽室は農業の町。畜産以外にも小麦、じゃがいも、小豆、てん菜、スイートコーンなど、様々な作物が栽培されています。地域の一員である私たちは、地域内循環型の農業を目指しています。


例えば、リサイクルされた敷料は、何度か使われたのち、良質な堆肥になります。それを地元の農家に販売して利用してもらい、たいへん好評をいただいています。また牛に食べさせているデントコーン(飼料用トウモロコシ)の自給にも取り組んでいます。




牧場内の環境整備

総面積76haの広大なオークリーフ。そこは、単に牛を育てる場所ではなく、人と牛、鶏などの動物たちがともに生きる場所。皆が心地よく、生き生きと過ごせるよう、牧場の内の環境整備にも力を入れています。手入れの行き届いた緑の芝生が、牛舎と牛舎の間に続き、地元の自然とも調和する景観づくりにつとめています。




 
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